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心臓手術の実際

胸の中央にある胸骨を縦に切開し心臓のまわりをとりまく心膜という膜を切り開くと心臓と大動脈が見えます。大動脈と心臓の右心房に太い管をさしこみます。
この管を人工心肺装置に接続し、このポンプを作動させて全身の循環とガス交換を行い、心臓と肺の働きを代行します。
そして大動脈を鉗子で遮断して心臓側に心筋保護液という特殊な薬を注入すると心臓はとまります。もしこの薬がなければ心臓は数分で心筋梗塞になってしまいますが、この薬のおかげで3-4時間は心臓を停止させることができます。
そして、心臓が停止しているあいだに人工弁置換術や冠動脈バイパスなどの手術を行います。これらの操作が終わり、大動脈を遮断していた鉗子をはずし心臓に血液が流れはじめると自然に心臓が動きはじめます。


心臓の力が十分回復したところで人工心肺装置を止めます。